アナウンサー

アナウンサーのツブヤキ〜アナの穴〜


『愛読紙よ、プロレスよ、さらば・・・』
2006/09/19
柘植忠司
毎週280円もするタブロイド版新聞を買って
13年、高校時代からの習慣が突然終わる。

1967年創刊の「週刊ファイト」はプロレスや格闘技を扱う。
週刊プロレス、週刊ゴングといった「雑誌」に比べ写真も白黒、文字ばっかりのファイト。
その魅力は「半分ホント、半分憶測」の記事内容だ。
他誌にはない「すっぱ抜き」記事は
「夢を与えてくれていた当時のプロレス」を更に
面白くしてくれた。

しかし、近頃のマット界の衰退ははなはだしい。
一蓮托生の専門紙の発行部数は減少し、1990号で休刊。

子供の頃から父の影響で「はまった」プロレス。
当時はタイガーマスクの全盛期。
メキシコから送られてくる刺客との対戦が熱くさせた。
高校から大学へ進む時の理由も
「東京ドーム」でプロレスが見たい!
と単純。

・1年間で50回もプロレス観戦した。
・高田延彦選手の経営する居酒屋でバイトした。
・一緒に上京した同級生は覆面レスラーになった。
・フリーアナウンサーの時にスカパーでプロレス実況をした。

一時は週刊ファイトに週刊プロレス、週刊ゴングを毎週愛読する「オタク化」していたが、
今はファイトのみに。

一時は八百長論議も活発だったが、私には真剣勝負でなくても「夢」を
与えてくれる試合であればそれでよかった。
馬場さんの16文キックの際、足に向かって走ってくる相手。
鉄柱に頭をぶつけて笑顔の藤原組長。謎の覆面レスラー。面白かった!
しかし、今はそれがない。

15年前の技より今の方が確かに派手で難易度も高い。
しかし、試合は過去の方が面白い。今は何か物足りない。
その「何」の正体は分からないが、私のライフワークを
唯一つないでくれていた「週刊ファイト」が幕を閉じる。

そして私のライフワークも幕を閉じる。


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